司法書士

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ケース(3)不正取引の見張り番

日本には成年後見人という制度があります。これは認知症などで自己の財産等の管理が出来ない場合に身内やもしくは法律を扱う専門家等が後見人になって代わりに管理をするというものです。

日本はどんどん高齢化していき、また、核家族化が進むので近くに身内が居てない場合が増えるため今後ますます司法書士が後見人になることが多くなると考えられます。

一昔前なら身内の誰かが認知症などで自己の財産管理が出来なくなったお年寄りの財産管理をすることが通常でした。しかし、認知であることを悪用した事件等が多発したため、司法書士などの法律家が後見人になるケースも増えてきました。

あるとき、一人暮らしのお年寄りの後見人を引き受けることになりました。

後見人となってからは色々な手続きもあり、何度かお会いさせていただき「自分の親戚よりもしょっちゅう会っているな」とおもっていました。

ところが、ある時、成年被後見人であるお年寄りの所有の土地が知らないうちに売買されていました。調べるとそのお年寄りの甥が、勝手に譲渡を装い、その後売買をした、ということでした。

当然、成年被後見人のなした譲渡もそれに基づく売買も無効ですので、無効の手続きをしました。もし、その甥が後見人となっていたらお年寄りの財産は好きなように使われていたでしょう。

認知症になったといえども今まで築いた財産が勝手に奪われることから守らなければなりません。成年後見の仕事は裁判所からの呼び出しや、時には病院からの呼び出し等、結構体力的にも大変ではあります。

しかし、遠方で普段一緒に居られない家族の安心の為、なにより成年被後見人の信頼の為に尽くして、「御願いしてよかった」と言われたときは司法書士という法律家になってよかったと心から思えます。

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